ITパスポート試験 / 平成22年度 春期 ITパスポート試験 / 問19
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平成22年度 春期 ITパスポート試験 問19 解説 ディスクロージャー

企業の経営状況を外部に公開することを何というか。

  1. ア 株式公開
  2. イ 企業格付け
  3. ウ コンプライアンス
  4. エ ディスクロージャー ✓ 正答

解説

「企業の経営状況を外部に公開すること」というキーワードを見つけたら、即座に「情報開示」を意味する「ディスクロージャー」を選びます。英語のDisclosure(開示)をカタカナ語として理解しているかがポイントです。

ディスクロージャーの基本的な考え方

ディスクロージャー(Disclosure)とは、日本語で「情報開示」を意味します。企業が株主や投資家、取引先、従業員、地域社会といったステークホルダー(利害関係者)に対して、その企業の経営状態、財務状況、事業内容などを正しく伝える活動を指します。

企業は、市場で公平に競争を行い、投資家が正しい判断を下せるように、法律によって一定の情報を公開する義務を負っています。特に上場企業であれば、決算書(財務諸表)などを公表する「有価証券報告書」の提出が代表的な義務です。

誤答選択肢を整理する

他の選択肢は、経営やコンプライアンスの分野でよく登場する重要な用語です。なぜこれらが誤りなのかを整理すると、より深い理解につながります。

ア 株式公開(IPO:Initial Public Offering) 証券取引所に株式を上場し、誰でも自由に売買できるようにすることです。株式公開をするとディスクロージャーの義務が生じますが、言葉そのものの意味は「上場すること」です。

イ 企業格付け 格付け会社が、企業の債務履行能力(借金を返せるかどうか)を分析し、AやBBBといった記号で評価することです。投資家が投資判断をする際の参考資料になります。

ウ コンプライアンス 「法令遵守」のことです。法律だけでなく、企業倫理や社会規範を守って行動することを指します。ディスクロージャーもコンプライアンスの一環といえますが、情報公開そのものを指す言葉ではありません。

実務や試験における意義

ディスクロージャーは、現代の企業経営において「透明性」を確保するための基盤です。もし企業が情報を隠蔽したり、嘘の情報を流したりすれば、株価が乱高下したり、投資家が大損をしたりといった社会的混乱を招きます。ITパスポート試験では、ガバナンス(企業統治)やリスクマネジメントの観点から、「企業は誠実に情報を開示しなければならない」という姿勢が問われます。

また、IT関連の業務においても、システム開発の進捗報告や障害の公表、あるいはセキュリティ事故が発生した際の対外的な状況説明など、広義のディスクロージャー(情報の透明性)が求められる場面は非常に多いです。正確かつ迅速に情報を公開することは、企業の社会的信用を守るための重要なプロセスであると認識しておきましょう。

参考リンク

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