平成25年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問24 解説 SWOT分析
SWOT分析の説明として,適切なものはどれか。
- ア ✓ 正答
- イ
- ウ
- エ
解説
SWOT分析は、自社が置かれた状況を「強み」「弱み」「機会」「脅威」の4つの軸で整理するフレームワークです。試験では、これらのキーワードと、それが内部環境と外部環境のどちらに分類されるかを判断するだけで正解を導くことができます。
4つの視点で戦略を立てる
SWOT分析は、以下の4つの要素を組み合わせて経営戦略を検討します。
内部環境は、自社の努力でコントロールできる要素です。
- 強み(Strengths):競合他社と比較して優れている点
- 弱み(Weaknesses):競合他社と比較して劣っている点
外部環境は、自社の努力では直接コントロールできない市場や社会の要素です。
- 機会(Opportunities):自社のビジネスにとって追い風となる環境の変化
- 脅威(Threats):自社のビジネスにとって向かい風となる環境の変化
これらをマトリクス(表)に整理することで、自社の強みを活かして機会を掴むのか、弱みを克服して脅威に備えるのかといった具体的な戦略方針が見えてきます。
問題文から正解を導く思考プロセス
この問題を解く際は、選択肢がどの経営分析手法を指しているかを瞬時に見分ける力が重要です。
まず、SWOT分析に関する説明には「内部環境」「外部環境」という言葉が含まれているかを確認します。問題の正解となる選択肢には、これらが網羅されているはずです。
他の選択肢としてよく登場する概念とも比較してみましょう。 もし選択肢に「4つの視点(財務、顧客、業務プロセス、学習と成長)」が出てきたら、それはBSC(バランスト・スコアカード)です。また、「市場成長率」と「市場占有率」という言葉が出てくればPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)です。
このように、各フレームワークが「何を分析するためのツールなのか」という目的を定義づけて覚えておくと、試験本番で迷うことがなくなります。
ビジネス現場での活かし方
SWOT分析は、単に表を埋めて終わりにするものではありません。実際のビジネス現場では、クロスSWOT分析という応用編が使われます。
たとえば「強み」と「機会」を掛け合わせることで、どのような攻めの戦略が打てるかを考えたり、「弱み」と「脅威」を掛け合わせて、最悪の事態を避けるための撤退基準を決めたりします。
ITパスポートの試験範囲としては、まず「SWOTは4つの要素に分ける手法である」という基本を確実に押さえ、その次に「強みと弱みは内部、機会と脅威は外部」という分類を暗記することが、合格への最短ルートです。この知識は、自身のキャリアプランを考える際や、転職活動での自己分析にも応用できる非常に実用的なツールです。