ITパスポート試験 / 平成26年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 / 問27
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平成26年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問27 解説 特許の相互利用

外部技術の導入手法の一つとして,企業が互いに有する特許の実施権を相互に許諾するものはどれか。

  1. ア アライアンス
  2. イ クロスライセンス ✓ 正答
  3. ウ ジョイントベンチャ
  4. エ ロイヤルティ

解説

「相互に許諾(ライセンス)」というキーワードに注目しましょう。特許権のやり取りにおいて「互いに(クロス)」権利を認め合うものを選べば正解にたどり着けます。

クロスライセンスとは何か

クロスライセンス(Cross Licensing)とは、A社とB社がそれぞれ保有している特許権を、互いに利用し合うことを認める契約形態です。

通常、特許権は「他社に使わせない」ための強い権利ですが、先端技術の分野では、A社の技術を使わないと製品が作れず、一方でB社の技術も使わないと製品が作れない、という「お互い様」の状況が発生することがあります。このとき、双方が相手の特許を侵害したとして裁判で争うと、どちらも製品を作れなくなり、共倒れになるリスクがあります。これを避けるために、特許を交換条件としてお互いの利用を許可し合うのがクロスライセンスです。

なぜこの知識が重要なのか

ITパスポート試験でこの用語が問われる理由は、企業間戦略のリアリティを理解するためです。

現代のITや製造業では、一つの製品を完成させるために膨大な数の特許が関わっています。自社ですべての技術を開発(自前主義)するだけでなく、他社の知財を活用してスピーディーに市場へ製品を投入する能力が企業には求められます。この「知財戦略」は経営管理の一環であり、技術職だけでなくビジネスパーソン全般が理解しておくべき「経営と技術の架け橋」となる知識です。

その他の選択肢が指すもの

・アライアンス(Alliance):業務提携の総称です。特定の技術交換だけでなく、販売協力や共同開発など広い意味を持ちます。 ・ジョイントベンチャ(Joint Venture):複数の企業が出資して、新たに合弁会社を設立することです。 ・ロイヤルティ(Royalty):特許や著作物などを使用する際に、権利者に対して支払う「使用料」のことです。

これらの用語は経営戦略や契約の分野で頻出します。単なる暗記ではなく、「企業同士がどのような関係性で結びついているのか」という視点で整理すると、試験本番でも迷わず選べるようになります。

参考リンク

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