ITパスポート試験 / 平成27年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 / 問37
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平成27年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 問37 解説 プロジェクト管理のプロセス群

プロジェクト管理のプロセス群に関する記述のうち,適切なものはどれか。

  1. 監視コントロールでは,プロジェクトの開始と資源投入を正式に承認する。
  2. 計画では,プロジェクトで実行する作業を洗い出し,管理可能な単位に詳細化する作業を実施する。 ✓ 正答
  3. 実行では,スケジュールやコストなどの予実管理やプロジェクト作業の変更管理を行う。
  4. 立上げでは,プロジェクト計画に含まれるアクティビティを実行する。

解説

プロジェクト管理の5つのプロセス群(立上げ、計画、実行、監視コントロール、終結)がそれぞれ何をするものかを理解していれば、一目で正解を選べる問題です。各プロセスの役割を整理し、何が「準備」で何が「作業」なのかを区別することが合格への近道です。

プロジェクト管理の5つのプロセス群

プロジェクト管理は、単に作業を進めるだけでなく、段階ごとに適切な管理を行うために5つのプロセスに分けられています。

立上げ:プロジェクトの開始を宣言し、プロジェクト憲章を作成して責任者を任命します。 計画:目標を達成するための具体的な手順や体制を決めます。WBS(作業分解構成図)を作成し、作業を管理可能な単位にまで細分化するのはこの段階です。 実行:計画に基づいて、実際に作業を行い、チームを動かします。 監視コントロール:実行中の作業が計画通りに進んでいるかをチェックし、必要に応じて修正や改善を行います。 終結:成果物を引き渡し、プロジェクトを正式に完了させます。

選択肢にある「スケジュールやコストの予実管理」は監視コントロールの役割であり、「作業の実行」は実行プロセスの役割です。これらが混同されやすいため、用語の定義を正確に押さえておくことが重要です。

なぜこの知識が重要なのか

実務において、プロジェクトが炎上する大きな原因の一つが「計画不足」です。作業を細分化(詳細化)しないまま実行に移すと、見えていなかったリスクが途中で発生し、スケジュールの遅延や予算オーバーを招きます。

ITパスポート試験でこのプロセス群を問う意図は、単なる用語暗記ではなく、プロジェクトを適切に遂行するためには「まず全体像を描き(計画)、状況を監視し(監視コントロール)、成果を出す(実行)」という論理的な手順が必要であることを理解してほしいからです。現場でリーダーを任された際、何から手をつけるべきかという指針を身につけるための基礎知識といえます。

計画プロセスにおける重要なポイント

計画プロセスでは、やるべき作業を細かく分解するWBS(Work Breakdown Structure)という手法が頻出です。大きな作業を「誰が・何を・いつまでにやるか」といった管理可能なレベルまでブレイクダウンすることで、進捗管理が容易になります。逆に言えば、計画の段階でこの詳細化が不十分だと、後の監視コントロールが機能せず、プロジェクト全体が制御不能に陥ってしまいます。

参考リンク

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