ITパスポート試験 / 平成27年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 / 問98
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平成27年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 問98 解説 PCリサイクル料金の計算

別表1

〔ストラテジ〕 問98 〔Aさんが調べた結果〕に基づくと,Aさんが処分する機器の回収に伴う料金は総額で何円か。ここで,液晶ディスプレイ一体型PCだけにPCリサイクルマークが付いている。

  1. ア 4,320
  2. イ 6,480
  3. ウ 7,560 ✓ 正答
  4. エ 10,800

解説

料金計算の手順

処分対象の機器ごとに「PCリサイクルマークの有無」を確認し、表の料金を合算します。

  1. デスクトップPC本体:マークなし → 3,240円
  2. ブラウン管ディスプレイ:マークなし → 4,320円
  3. 液晶ディスプレイ一体型PC:マークあり → 0円

計算式は以下のとおりです。 3,240+4,320+0=7,5603,240 + 4,320 + 0 = 7,560 (円)

PCリサイクルマークの仕組み

PCリサイクルマークは、資源有効利用促進法に基づき、家庭から排出される使用済みパソコンをメーカーが回収・リサイクルするための制度です。2003年10月以降に販売された家庭用パソコンにはこのマークが付けられており、購入時にリサイクル料金が本体価格に含まれています。そのため、処分時にこのマークが付いている機器をメーカーに回収してもらう場合、追加の費用はかかりません。

一方で、それ以前に販売された製品や、マークが付いていない製品をメーカーに回収依頼する場合は、別途「回収再資源化料金」を支払う必要があります。試験対策としては、問題文に示された「マークがあれば無料、なければ表の料金を適用する」というルールを正確に読み取り、対象機器をリストアップして漏れなく計算することが重要です。

実務および社会における重要性

この問題は、単なる計算練習ではなく、情報社会における廃棄物管理と企業の社会的責任(CSR)を意識させるものです。

企業が不要になったPCを廃棄する際、単純にゴミとして捨てることは法律で禁じられているケースが多く、環境負荷低減のために適正なルートでの回収が求められます。また、問題文後半にあるHDDのデータ消去処理についても重要です。単なる「フォーマット」や「ゴミ箱を空にする」操作ではデータは物理的に消去されず、復元可能な状態のまま残ります。専用の消去ソフトウェアを使用してデータを無意味な値で上書きするなどの「論理的消去」や、物理的な破壊といった対策を講じることが、情報漏洩を防ぐための必須知識となります。

ITパスポート試験では、このようにIT機器のライフサイクル全体(導入から廃棄まで)を管理する視点が問われます。自身のPCを買い替える際や、職場でIT資産を管理する際に、「コスト」と「セキュリティ」の両面から正しく判断できる能力は、ビジネスの現場で非常に役立ちます。

参考リンク

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