平成27年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 問97 解説 検索エンジンのキーワード選定
〔テクノロジ〕 問97 〔Aさんが調べた結果〕の(1)と(2)の内容に絞り込まれた情報を得るために,インターネットの検索エンジンに入力すると効率よく検索できる検索文字列として,適切なものはどれか。ここで,文字列と文字列の間にスペースを記述すると,AND検索される。
- ア PC 回収 料金
- イ PC 機種 料金
- ウ X社 PC 回収 料金 ✓ 正答
- エ X社 PC 機種 料金
解説
検索したい情報の要素をすべて含め、かつ最も限定的なキーワードを選ぶことが、効率的な検索のコツです。本問では「X社製」「PC」「回収」「料金」という4つの要素を満たす文字列が正解となります。
AND検索の仕組みを理解する
インターネットの検索エンジンで複数の単語をスペース区切りで入力すると、それらすべてを含むWebページを抽出するAND検索が実行されます。
検索の精度を高めるには、以下の2つのポイントが重要です。
- 検索漏れを防ぐため、必要なキーワードをすべて含めること
- 無関係な情報が表示されないよう、絞り込みをかけること
今回のケースでは、目的が「X社製のPCの回収料金を知ること」にあるため、メーカー名の「X社」、対象の「PC」、行為の「回収」、知りたい情報の「料金」というキーワードがすべて必要です。
選択肢を比較すると、以下のようになります。
・ア:メーカー名の「X社」が抜けているため、他社の情報が混ざる可能性がある。 ・イ:行為である「回収」が含まれておらず、「機種の料金(本体価格など)」という意図しない情報が検索される可能性がある。 ・ウ:4つの必要な要素がすべて含まれている。 ・エ:目的である「料金」を知るための検索としては、回収に関する情報がヒットしづらい。
このように、単語を増やすことで検索結果の「幅」を狭め、より目的の内容に合致した情報を効率的に引き出すことができます。
実務や日常生活における検索テクニック
ITパスポート試験で問われるこの知識は、日々の業務効率に直結します。
例えば、「特定のプロジェクトで発生したエラー」を調べる際、「エラーメッセージ」だけで検索すると膨大な結果が出ますが、そこに「ソフトウェア名」や「環境(OS)」を加えるだけで、解決策にたどり着くまでの時間を大幅に短縮できます。
また、Web検索にはAND検索以外にも便利な演算子が存在します。
- OR検索:単語の間にORを挟むと、どちらか一方でも含まれる結果を表示する(例:PC OR パソコン)
- NOT検索:単語の前にマイナス記号を付けると、その単語を含む結果を除外する(例:PC -中古)
- 完全一致検索:ダブルクォーテーションで囲むと、そのフレーズがそのまま含まれる結果を表示する(例:"X社 PC 回収")
これらの検索テクニックを使いこなすことで、情報過多なインターネットの中から必要な情報だけを抽出する「情報リテラシー」が養われます。本問は、単なる知識問題としてだけでなく、検索エンジンを賢く使うための基本的な姿勢を問うています。