平成27年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問99 解説 データベースの検索条件
表1の結果から、次の命令を実行したときに表示されるレコード数は幾つか。 件数表示([性能=1] or [価格=1])
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- 85 ✓ 正答
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解説
この問題は、集合の考え方を用いて、指定された条件に合致する要素の数を合計することで解くことができます。
計算の手順
この命令は、論理和(OR)の条件式です。条件は「性能が1」または「価格が1」のどちらか一方、あるいは両方を満たすものすべてを指します。
もし表から「性能=1」の件数と「価格=1」の件数を単純に足すと、両方に該当する「性能=1 かつ 価格=1」のデータが二重にカウントされてしまいます。そのため、正しい計算式は以下の通りです。
表から該当する数値を読み取り、上記の式に当てはめて計算を行ってください。この「重複を差し引く」という考え方が、集合における和集合の基本となります。
論理演算の基本とベン図の考え方
ITパスポート試験で頻出する論理演算には、主にAND(論理積)、OR(論理和)、NOT(否定)の3種類があります。これらを理解するために役立つのがベン図です。
今回のOR条件は、ベン図でいうと2つの円が重なった領域すべてを指します。もしこれがAND条件であれば、重なっている部分のみが対象となります。データ分析の現場やデータベースの抽出条件を指定する際、直感的に範囲を絞り込むために、この集合のイメージは欠かせません。
実務や学習における重要性
この知識は、単なる試験勉強にとどまらず、実際のIT現場で非常に重要です。例えば、Webサイトの顧客データベースから「今月のキャンペーン対象者」を抽出する際、「東京在住のユーザー」かつ「20代のユーザー」というAND条件を使ったり、「既存の会員」または「今回の新規登録者」というOR条件を使ったりします。
このように、曖昧な条件を論理式に変換して正しい件数を導き出すスキルは、システムの設計やデータ集計において最も基礎的かつ強力な武器となります。計算ミスを防ぐためにも、常に「重複していないか?」「漏れはないか?」を集合の観点からチェックする癖をつけましょう。