ITパスポート試験 / 平成29年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 / 問11
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平成29年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 問11 解説 SaaSの定義

SaaSの説明として,最も適切なものはどれか。

  1. ア インターネットへの接続サービスを提供する。
  2. イ システムの稼働に必要な規模のハードウェア機能を,サービスとしてネットワーク経由で提供する。
  3. ウ ハードウェア機能に加えて,OSやデータベースソフトウェアなど,アプリケーションソフトウェアの稼働に必要な基盤をネットワーク経由で提供する。
  4. エ 利用者に対して,アプリケーションソフトウェアの必要な機能だけを必要なときに,ネットワーク経由で提供する。 ✓ 正答

解説

SaaS、PaaS、IaaSの3つを比較し、サービスの提供範囲がアプリケーション層に近いものを選ぶのが正解です。SaaSは「ソフトウェア(Software)をサービス(Service)として提供する」形態であるため、最も利用者側のニーズに近いアプリケーション機能を提供している選択肢エが正解となります。

クラウドサービスは、提供される範囲によって以下の3種類に分類されます。この階層構造をイメージできると、問題文の違いを確実に見分けられるようになります。

SaaS(Software as a Service) 利用者に対してアプリケーションを提供します。ユーザーはブラウザなどを通じて、メールソフトや会計ソフト、グループウェアなどをすぐに利用できます。インフラやOSの管理はサービス提供者が行うため、利用者は面倒な構築作業が不要です。

PaaS(Platform as a Service) アプリケーションが稼働するためのプラットフォーム(OSやデータベース、開発環境など)を提供します。自分でプログラムを開発して動かしたいエンジニアが、サーバー構築の手間を省くために利用します。

IaaS(Infrastructure as a Service) ハードウェアなどのインフラ部分を提供します。仮想サーバーやネットワーク環境が貸し出されるため、利用者はその上に好きなOSをインストールして自由にシステムを構築できます。

ITパスポート試験では、それぞれの特徴を入れ替えた選択肢がよく出題されます。「どこまでが借り物で、どこからが自分で管理するものか」という境界線に着目してください。たとえば、「OSの管理は誰がするのか?」という問いであれば、SaaSなら提供者、IaaSなら利用者となります。

この知識は、社内システムをクラウドに移行する際の検討や、各サービスのコスト構造を理解する際にも非常に重要です。システム運用における「自社で持つべき領域(オンプレミス)」と「外部に任せるべき領域」の判断基準として覚えておきましょう。

  • 日本経済新聞:ITキーワード「SaaSとは」

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