平成29年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 問20 解説 売上高営業利益率
売上高営業利益率が最も高い会社はどれか。
- ア A社 ✓ 正答
- イ B社
- ウ C社
- エ D社
解説
売上高営業利益率を求めるには、まず損益計算書の構造を理解し、正しい営業利益の数値を特定する必要があります。計算手順は以下の通りです。
営業利益の定義を確認する 一般的な損益計算書では、売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いたものが営業利益です。表の上から順に、売上高から売上原価を引いたものが売上総利益(一段目の利益)、そこから販売管理費を差し引いたものが営業利益(二段目の利益)となります。
各社の営業利益を特定する 表の二段目の利益が営業利益に該当します。 A社:30 B社:50 C社:0 D社:40
売上高営業利益率を計算する 式は です。 A社: B社: C社: D社:
以上より、数値が最も高いA社が正解となります。
損益計算書の基本構造 損益計算書は、企業の収益性を測るための重要な財務諸表です。計算順序は上から「売上高」→「売上原価を引いて売上総利益」→「販売管理費を引いて営業利益」→「営業外損益を調整して経常利益」となります。営業利益は本業でどれだけ稼げているかを示す指標であり、効率的な経営ができているかを判断する際に最も注目されます。
試験における財務分析の重要性 ITパスポート試験において、この種の計算問題は頻出です。特に「売上高営業利益率」「売上高経常利益率」「自己資本利益率(ROE)」といった経営指標は、計算式を暗記しているだけではなく、与えられた図表のどの項目を計算に使うべきかを判断する力が問われます。実務においても、プロジェクトの収益性を評価したり、IT投資対効果を算出したりする場面で、これらの指標を読み解く知識が不可欠となります。
- ITパスポート試験ドットコム:経営指標の計算問題解説