平成29年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 問37 解説 プロジェクト品質管理
プロジェクトマネジメントの知識エリアには, プロジェクト人的資源マネジメント, プロジェクトスコープマネジメント, プロジェクトタイムマネジメント, プロジェクト品質マネジメントなどがある。プロジェクト品質マネジメントで行う作業はどれか。
- ア プロジェクト成果物に関する詳細な記載内容の記述
- イ プロジェクト成果物を事前に定めた手順に従って作成しているかどうかのレビューの実施 ✓ 正答
- ウ プロジェクト成果物を作成するための各メンバの役割と責任の定義
- エ プロジェクト成果物を作成するためのスケジュールの作成及び進捗の管理
解説
プロジェクト品質マネジメントの目的は、成果物が顧客やユーザーの要求事項を満たしているかを確認し、その品質を維持・向上させることです。選択肢の中で「品質をチェックする」という観点に合致するものが正解となります。
プロジェクトマネジメントには10の知識エリアが存在します。それぞれの知識エリアには主要な役割があるため、キーワードで整理すると迷わなくなります。
・プロジェクト品質マネジメント 成果物が要求された品質基準を満たしているか、手順通りに作成されているかを確認する活動です。レビューやテストの実施、品質管理プロセスの策定などが含まれます。
・プロジェクトスコープマネジメント プロジェクトで実施すべき作業の範囲(スコープ)を明確にする活動です。選択肢アのように、成果物の詳細な記載内容や範囲を定義するのが該当します。
・プロジェクト人的資源マネジメント(現在はプロジェクト資源マネジメント) チームメンバーの役割、責任、配置、育成などを管理する活動です。選択肢ウのように、誰が何をするかを定義するのはこの領域です。
・プロジェクトタイムマネジメント(現在はプロジェクトスケジュールマネジメント) スケジュールの作成、進捗管理、遅延の防止などを行う活動です。選択肢エの内容がこれに当たります。
試験では、これら知識エリアの名前と、その中で行われる具体的な作業内容を紐付けられるかが問われます。問題文で「品質」という言葉が出てきたら「レビュー」や「テスト」、「スコープ」なら「範囲の定義」、「タイム」なら「スケジュール」といった具合に、キーワードを対応させて覚えるのが効率的です。
特に品質マネジメントの文脈では、計画通りに業務が進んでいるかを確認する「品質保証」や、成果物そのものを検査する「品質管理」という考え方が重要視されます。レビューは、ミスを早期に発見し、手戻りを防ぐための最も基本的な品質確保手段として、実務でも試験でも頻出の項目です。
- プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOKガイド):プロジェクトマネジメントの標準的なフレームワークに関する入門記事
- ITパスポート試験ドットコム:プロジェクトマネジメントの用語解説ページ