平成29年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問16 解説 CADの定義
CADの説明として,適切なものはどれか。
- コンピュータを利用して教育を行うこと
- コンピュータを利用して製造作業を行うこと
- コンピュータを利用して設計や製図を行うこと ✓ 正答
- コンピュータを利用してソフトウェアの設計・開発やメンテナンスを行うこと
解説
CADという用語の略称に着目しましょう。CADはComputer Aided Designの頭文字を取っており、Design(設計)という単語が含まれています。選択肢の中で「設計」に関連するものを選べば正解にたどり着けます。
CAD(キャド)はコンピュータ支援設計とも呼ばれます。紙と定規で行っていた製図作業をコンピュータ上でデジタルに行うためのツールです。画面上で線を描いたり、立体的な形状を作成したりできるだけでなく、設計データをそのまま修正したり、計算を行って強度をシミュレーションしたりすることが可能です。現代の建築、機械、電気製品の設計現場において、CADは必要不可欠な技術となっています。
試験対策として、混同しやすい周辺用語もあわせて整理しておきましょう。これらは「CA〇」という形式でまとめられていることが多いです。
・CAM(Computer Aided Manufacturing):コンピュータ支援製造。CADで作成した設計データをもとに、工作機械を制御して実際に製品を製造する工程を指します。 ・CAE(Computer Aided Engineering):コンピュータ支援エンジニアリング。設計した製品が、熱や振動などの環境下で壊れないかをコンピュータ上でシミュレーションし、解析する技術です。 ・CAI(Computer Aided Instruction):コンピュータ支援教育。コンピュータを学習の手段として活用すること。 ・CASE(Computer Aided Software Engineering):コンピュータ支援ソフトウェアエンジニアリング。ソフトウェアの開発を効率化するためのツールや方法論のことです。
これらの用語は、アルファベットの最後の文字が何を表しているかを意識すると覚えやすくなります。DならDesign(設計)、MならManufacturing(製造)、IならInstruction(教育)といった具合です。実務では、これらが統合されたCAD/CAM/CAEシステムとして運用されることが多く、開発から製造までの一連の流れを効率化するために重要な役割を担っています。ITパスポートでは、それぞれの頭文字が何に対応しているかを正確に区別できるかどうかが問われます。
CAD - Wikipedia CAD、CAM、CAEとは?製造業の設計・製造プロセスで必須のツールを解説 設計・開発支援ツール(CAD・CAM・CAE)の役割と特徴