ITパスポート試験 / 平成30年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 / 問15
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平成30年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 問15 解説 提案書の評価計算

設問図

RFPに基づいて提出された提案書を評価するための表を作成した。最も評価点が高い会社はどれか。ここで,◎は4点,○は3点,△は2点,×は1点の評価点を表す。 また,評価点は,金額,内容,実績の各値に重み付けしたものを合算して算出するものとする。

  1. ア A社
  2. イ B社 ✓ 正答
  3. ウ C社
  4. エ D社

解説

この問題は、各記号を決められた数値に置き換え、評価項目ごとの「重み」を掛け算してから合計する「加重評価(加重平均)」の計算問題です。

まず、問題文の条件から記号を点数化します。 ◎ = 4点 ○ = 3点 △ = 2点 × = 1点

次に、各社の得点を計算します。計算式は (金額の点数×3)+(内容の点数×4)+(実績の点数×1)(金額の点数 \times 3) + (内容の点数 \times 4) + (実績の点数 \times 1) です。

A社:(2×3)+(4×4)+(1×1)=6+16+1=23(2 \times 3) + (4 \times 4) + (1 \times 1) = 6 + 16 + 1 = 23 点 B社:(4×3)+(3×4)+(1×1)=12+12+1=25(4 \times 3) + (3 \times 4) + (1 \times 1) = 12 + 12 + 1 = 25 点 C社:(2×3)+(3×4)+(4×1)=6+12+4=22(2 \times 3) + (3 \times 4) + (4 \times 1) = 6 + 12 + 4 = 22 点 D社:(3×3)+(2×4)+(3×1)=9+8+3=20(3 \times 3) + (2 \times 4) + (3 \times 1) = 9 + 8 + 3 = 20

各社を比較するとB社の25点が最も高いため、正解はイとなります。

RFP(Request for Proposal:提案依頼書)と評価の仕組み RFPは、システム開発やサービスの導入を検討している企業が、外部のベンダー(システム販売会社など)に対して「このようなシステムを、これくらいの予算と期間で作ってほしい」という具体的な依頼内容をまとめた文書です。 ベンダーはこのRFPを受け取り、それに対する回答として提案書を提出します。企業側は複数のベンダーから届いた提案書を比較して、最も自社のニーズに合致する1社を選定します。その際の客観的な判断基準として、この問題のような評価表が使われます。

重み付け評価の重要性 ITパスポート試験や実際のビジネスシーンにおいて、すべての評価項目が同じ重要度を持つことは稀です。例えば、予算が厳しいプロジェクトなら金額の重みを大きくし、技術的に難易度が高いプロジェクトなら内容の重みを大きく設定します。 この手法を用いることで、単純な点数の合計では見えてこない「自社がいま最も重視している項目」を評価結果に反映させることができます。

こうした重み付けによるスコアリングは、ベンダー選定だけでなく、プロジェクトのリスク評価や、社内システムの投資対効果を測定する場面など、ストラテジ系の幅広い問題で応用される基本的な考え方です。

  • 提案依頼書(RFP)とは - IT用語辞典 e-Words
  • RFP(提案依頼書)の書き方と進め方 - 日本情報システムユーザー協会 (JUAS)
  • 適切な情報システムを導入するためのRFP作成ガイド - 経済産業省(PDF)

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