平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問2 解説 デジタルディバイド
コンピュータなどの情報機器を使いこなせる人と使いこなせない人との間に生じる,入手できる情報の質,量や収入などの格差を表す用語はどれか。
- ア ソーシャルネットワーキングサービス
- イ ディジタルサイネージ
- ウ ディジタルディバイド ✓ 正答
- エ ディジタルネイティブ
解説
この問題は「デジタル(IT)」と「ディバイド(格差・分断)」という2つの単語の組み合わせに注目すれば即座に判断できます。「情報を活用できる人」と「できない人」の間に生まれる格差を指す言葉を探す問題です。
デジタルディバイド(情報格差)の概要
デジタルディバイドは、コンピュータやインターネットなどの情報通信技術(ICT)を使いこなせるかどうかによって生じる、経済的、社会的な格差を意味します。かつては単に「インターネットに繋がる環境があるかないか」が主な原因でしたが、現在は「インターネットを利用するスキルがあるかないか」「情報を正しく取捨選択できる能力があるか」というスキルの差も大きな要因となっています。
この格差が拡大すると、仕事の生産性や求職活動、行政サービスの利用において不平等が生じるため、政府や企業は誰もがITの恩恵を受けられるような「情報バリアフリー」の推進や教育活動に取り組んでいます。
他の選択肢を理解して消去法をマスターする
試験では似たようなカタカナ用語が並ぶことが多いため、それぞれの意味を正しく整理しておくことが重要です。
ア ソーシャルネットワーキングサービス(SNS) FacebookやInstagramのように、インターネット上で社会的なネットワークを構築するサービスのことです。
イ ディジタルサイネージ 店舗や公共空間に設置された大型ディスプレイやプロジェクターなどを活用し、デジタル映像や広告情報を配信するシステムのことです。「電子看板」とも呼ばれます。
エ ディジタルネイティブ 生まれた頃から既にインターネットやコンピュータが存在し、日常的にIT機器を使いこなしている世代を指します。格差(ディバイド)とは対照的に、環境に溶け込んでいる状態を表す言葉です。
ITパスポート試験における出題傾向
この単語は社会と情報の関わりを問う分野で頻出です。単に用語の意味を問うだけでなく、「デジタルディバイドを解消するために必要な取り組みはどれか」といった実践的な選択問題として問われることもあります。
例えば、「高齢者や障害者に対するIT操作講習会の開催」や「誰でも使いやすいユニバーサルデザインの機器開発」といった具体策が、デジタルディバイドの解消(または是正)に繋がるという文脈を理解しておくと、関連問題にも対応できるようになります。
- 情報リテラシーの重要性(厚生労働省)