平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問58 解説 LANの接続形態
ハブと呼ばれる集線装置を中心として,放射状に複数の通信機器を接続するLANの物理的な接続形態はどれか。
- ア スター型 ✓ 正答
- イ バス型
- ウ メッシュ型
- エ リング型
解説
問題文にある「ハブを中心に放射状に接続する」というフレーズが、そのままスター型トポロジの定義です。ハブ(集線装置)というキーワードが出てきたら、迷わずスター型を選べるようにしましょう。
LANにおける接続形態はトポロジと呼ばれます。今回の選択肢にある4つの接続形態について、それぞれの特徴を整理します。
スター型 中心となるハブやスイッチングハブに対して、各機器が1対1で接続される方式です。現在のオフィスや家庭のLANで最も一般的に利用されています。中心の装置が故障するとネットワーク全体が停止するリスクはありますが、特定のケーブルが断線しても他の機器への影響が限定的である点や、機器の増設が容易である点が大きなメリットです。
バス型 1本の長い基幹ケーブル(バス)に、複数の機器を分岐させて接続する方式です。構成がシンプルでケーブル量を抑えられますが、基幹ケーブルの一部が断線するとネットワーク全体が通信不能になるという弱点があります。かつての同軸ケーブルを用いたLANで使われていましたが、現在はあまり見られません。
リング型 各機器を隣同士でつなぎ、全体を円環状(リング状)にする方式です。データの流れる方向が決まっており、衝突が起こりにくいという特性があります。しかし、リングの一部が切断されると全体が通信不能になるため、現在は冗長化構成など特殊な用途を除き、一般的ではありません。
メッシュ型 複数の機器同士を網目状に結ぶ方式です。ある経路が使えなくなっても別の経路で迂回できるため、信頼性が非常に高いのが特徴です。主に、インターネットの基幹回線や重要度の高いサーバ間の接続など、高い可用性が求められる場面で採用されます。
これらのトポロジに関する問題は、ITパスポート試験において頻出です。「集線装置=スター型」「1本の線=バス型」「輪=リング型」「網目=メッシュ型」という対応をイメージとして定着させておくと、類似問題が出題された際も即座に判断できるようになります。実際のネットワーク構築やトラブルシューティングの場面でも、物理的な配線状況を確認する際の基礎知識として非常に重要です。
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