令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問15 解説 インバウンドマーケティング
自社の商品やサービスの情報を主体的に収集する見込み客の獲得を目的に,企業がSNSやブログ,検索エンジンなどを利用して商品やサービスに関連する情報を発信する。このようにして獲得した見込み客を,最終的に顧客に転換させることを目標とするマーケティング手法として,最も適切なものはどれか。
- ア アウトバウンドマーケティング
- イ インバウンドマーケティング ✓ 正答
- ウ ダイレクトマーケティング
- エ テレマーケティング
解説
見込み客が自ら検索や閲覧を通じて情報を探し、企業にたどり着く流れが問題文に描かれています。「待ちの姿勢でファンを育てる」というキーワードに注目すれば、インバウンドマーケティング一択で正解できます。
インバウンドマーケティングとは、SNS、ブログ、検索エンジン(SEO)などを通じて、顧客にとって価値のあるコンテンツを提供し、相手から見つけてもらう手法です。顧客との関係性を重視し、信頼関係を築きながら段階的に購買へ導くのが特徴です。
これと対照的なのがアウトバウンドマーケティングです。こちらはテレビCM、新聞広告、Web上のバナー広告、テレアポのように、企業側から強制的、あるいは一方的に情報を押し付ける手法です。不特定多数に向けたアプローチになりやすく、近年ではコストパフォーマンスや顧客体験の観点からインバウンドマーケティングが重要視されています。
他の選択肢についても整理しておきましょう。ダイレクトマーケティングは、顧客リストを活用して、企業が直接ターゲット層に働きかける手法です。メールマガジンやカタログの郵送などが代表例で、反応を測定しやすいのが利点です。テレマーケティングは、その名の通り電話を用いて直接顧客に提案やアンケートを行う手法です。アウトバウンドマーケティングの一形態といえます。
ITパスポート試験では、Webマーケティングの手法を問う問題が頻出です。特に「企業から送る(アウトバウンド)」か「自ら探しに来てもらう(インバウンド)」という対比構造を理解しておくだけで、多くの類題に対応できるようになります。
- インバウンドマーケティングとは(HubSpot)
- マーケティングの基本戦略(経済産業省・中小企業庁「中小企業デジタル化応援隊事業」)