ITパスポート試験 / 令和元年度 秋期 ITパスポート試験 / 問23
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令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問23 解説 データサイエンティスト

統計学や機械学習などの手法を用いて大量のデータを解析して,新たなサービスや価値を生み出すためのヒントやアイディアを抽出する役割が重要となっている。 その役割を担う人材として,最も適切なものはどれか。

  1. ITストラテジスト
  2. システムアーキテクト
  3. システムアナリスト
  4. データサイエンティスト ✓ 正答

解説

この問題は、キーワードの対応関係から即座に判断できます。「統計学・機械学習・データ解析」といった言葉が並んでいれば、答えは「データサイエンティスト」です。他の選択肢はすべて情報処理技術者試験の役割分担に関する用語ですが、今回求められている「データから価値を生み出す分析の専門家」という意味合いが含まれるのはデータサイエンティストのみです。

データサイエンティストとは、ビジネスの課題をデータ分析によって解決する専門家のことです。彼らは単に統計ソフトを動かすだけでなく、以下の3つの要素を組み合わせて活動します。

  1. 情報科学(プログラミング、AI、データベース技術)
  2. 統計学(数学的な分析手法、データモデルの構築)
  3. ビジネス(経営課題の把握、意思決定への貢献)

このうちのどれか一つが欠けても、企業にとって価値のあるアウトプットにはつながりません。ITパスポート試験では、しばしば「〇〇という役割を担うのは誰か」という問題が出題されます。混同しやすい他の選択肢との違いを整理しておきましょう。

ITストラテジストは、経営戦略に基づいてITを活用した事業計画を策定する「経営陣に近い立場の専門家」です。データそのものを解析するのではなく、その解析結果を用いて「どのような経営戦略をとるか」を考えるのが彼らの仕事です。

システムアーキテクトは、システム全体の設計図(アーキテクチャ)を描く人です。機能の配置やハードウェアの構成など、システムがスムーズに動くための構造を作る「システム構築の設計者」といえます。

なお「システムアナリスト」は、かつて存在した試験区分ですが、現在の情報処理技術者試験には含まれていません。問題の選択肢として並んでいても、現代の試験体系においては優先度が低いと考えれば、正解の絞り込みが楽になります。

データサイエンティストは、デジタル・トランスフォーメーション(DX)が推進される現代において、企業が最も確保したい人材の一人です。試験対策としては、単に用語を覚えるだけでなく、「データを使ってビジネスを改善する役割」というセットで記憶しておいてください。

  • データサイエンティスト協会:データサイエンティストとは
  • IPA 情報処理推進機構:情報処理技術者試験(各役割の定義など)

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