令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問50 解説 ITサービスマネジメント
ITサービスマネジメントのフレームワークはどれか。
- ア IEEE
- イ IETF
- ウ ISMS
- エ ITIL ✓ 正答
解説
ITサービスマネジメントという言葉を見たら、迷わず「ITIL」を選んでください。ITパスポート試験では、特定の単語と用語のセットを覚えているだけで正解できる問題が多く、この組み合わせもその典型例です。
ITIL(アイティアイエル)は、Information Technology Infrastructure Libraryの略称です。ITサービスマネジメント、つまり、企業が顧客や従業員に対して安定したITシステムやサービスを提供し続けるための「成功事例(ベストプラクティス)」を体系的にまとめたガイドラインです。IT運用現場における「どうすればトラブルを減らせるか」「どうすればユーザーの要望に効率よく応えられるか」といったノウハウが詰まっています。
ほかの選択肢がなぜ誤りなのかを確認しておくと、知識の整理になります。
アのIEEEは、電気・電子工学分野の技術標準化を行う米国の学会です。Wi-Fiの規格(IEEE 802.11など)やLANの規格(IEEE 802.3)でおなじみです。
イのIETFは、インターネット技術の標準化を行う任意団体です。TCP/IPやHTTPなどの、インターネットで使われる通信プロトコルの仕様を決めています。
ウのISMSは、Information Security Management Systemの略で、情報セキュリティマネジメントシステムのことです。組織が情報を安全に管理するための仕組みであり、ITサービスそのものの運用というよりは「セキュリティを守るための体制」に重点を置いています。
これらの用語は、試験では「何をするためのものか」を問う問題としてよく出題されます。
・ITサービスの管理・運用といえば → ITIL ・ネットワーク技術の仕様策定といえば → IETF ・組織の情報セキュリティ対策といえば → ISMS
このように、単語とキーワードをセットで記憶しておくと、試験本番で迷わず回答できます。ITILについては、ITサービスを「管理する側」の視点で書かれた教科書のようなものだとイメージしておくと、実務に近い感覚で理解しやすくなります。
- IETF(Internet Engineering Task Force)とは(IT用語辞典 e-Words)