平成31年度 春期 ITパスポート試験 問28 解説 ビッグデータの定義
意思決定に役立つ知見を得ることなどが期待されており, 大量かつ多種多様な形式でリアルタイム性を有する情報などの意味で用いられる言葉として, 最も適切なものはどれか。
- ア ビッグデータ ✓ 正答
- イ ダイバーシティ
- ウ コアコンピタンス
- エ クラウドファンディング
解説
この問題は、キーワードの定義を直接問う知識問題です。選択肢の中で「大量(Volume)」「多種多様(Variety)」「リアルタイム性・速度(Velocity)」という、ビッグデータの3つの特徴(3V)を指し示しているものを選ぶのが正解への近道です。
ビッグデータとは、単にデータ量が多いことだけを指すのではなく、事業戦略や意思決定に活用できる価値あるデータ群のことです。具体的には以下の3つの要素が重要視されます。
・Volume(量):テラバイトやペタバイト単位といった、従来のデータベース管理システムでは処理が困難なほどの膨大なデータ量。 ・Variety(種類):テキスト、画像、音声、センサーログ、SNSの投稿など、構造化されていない多様な形式のデータ。 ・Velocity(速度・頻度):発生頻度が高く、リアルタイムで生成・更新されるデータ。これらを高速に処理し、分析に活かすことが求められます。
ITパスポート試験では、ビッグデータという用語そのものだけでなく、それをどう活用するかも問われます。例えば「蓄積されたビッグデータをAIや機械学習で分析し、顧客の購買傾向を予測して在庫管理を最適化する」といったビジネスモデルの変革事例として登場することが多いです。
他の選択肢についても確認しておきましょう。ダイバーシティは多様な人材を尊重する考え方、コアコンピタンスは企業が持つ他社に真似できない中核的な強み、クラウドファンディングは不特定多数から資金を募る手法を指します。これらは情報処理技術そのものというよりは、経営や組織論の文脈で登場する用語です。
試験対策としては、単に用語を暗記するだけでなく「なぜそのデータが重要なのか(意思決定にどう役立つのか)」という視点を持つと、応用問題にも対応しやすくなります。
- ビッグデータとは?(NTTコミュニケーションズ)
- AI・ビッグデータ・IoT活用(経済産業省)