令和5年度 ITパスポート試験 公開問題 問27 解説 三要素の可視化図表
ファミリーレストランチェーンAでは,店舗の運営戦略を検討するために,店舗ごとの座席数,客単価及び売上高の三つの要素の関係を分析することにした。各店舗の三つの要素を,一つの図表で全店舗分可視化するときに用いる図表として,最も適切なものはどれか。
- ア ガントチャート
- イ バブルチャート ✓ 正答
- ウ マインドマップ
- エ ロードマップ
解説
この問題は、データ分析の目的と、それに適した図表の種類を結びつける知識を問うています。3つの異なる数値を一つのグラフで表現できる図表はバブルチャートだけである、という点が判断の決め手です。
バブルチャートの特徴 バブルチャートは、横軸(X軸)と縦軸(Y軸)の2つに加えて、プロットする点の大きさ(バブルのサイズ)という計3つの要素を同時に視覚化できるグラフです。今回の問題に当てはめると、横軸に座席数、縦軸に客単価を配置し、円の大きさを売上高に設定することで、全店舗の状況を一目で比較できます。これにより「座席数は少ないが客単価が高く売上が大きい店舗」や「座席数は多いが客単価が低く伸び悩んでいる店舗」といった経営上の特徴が直感的にわかります。
他の選択肢について アのガントチャートは、プロジェクト管理においてタスクの進捗状況やスケジュールを横棒で表すための図です。時間の経過に対するタスクの担当や期間を管理する際に用いられます。
ウのマインドマップは、中心となるキーワードから枝分かれするように関連情報を書き出し、思考やアイデアを整理・発散させるための手法です。数値データの関係性を示すグラフとは目的が異なります。
エのロードマップは、目標達成までの道のりや中長期的な計画、技術の発展の道筋を時系列で表したものです。組織の戦略的な方針を共有する際などに使われます。
ITパスポート試験におけるデータ分析の出題傾向 試験では、今回のバブルチャートのように「データの性質に対して、最も適切な可視化手法は何か」を問う問題が頻出します。 ・2つのデータの相関関係を見たい場合:散布図 ・構成比率を見たい場合:円グラフ、帯グラフ ・時間の経過による推移を見たい場合:折れ線グラフ ・項目間の大小を比較したい場合:棒グラフ といったように、グラフの種類と用途をセットで暗記しておきましょう。特にバブルチャートは「3つ以上の変数を一度に見たい」という要件が出てきた際の定番の正解選択肢となります。
バブルチャート - Wikipedia 【統計検定】データの可視化(グラフの選び方) - 統計学の時間 ITパスポート試験ドットコム - 過去問解説(問27)