第三種電気主任技術者試験 / 令和7年度第三種電気主任技術者下期試験 機械科目 / 各問題解説 / 問171
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令和7年度第三種電気主任技術者下期試験 機械科目 問171 解説 問17(a) 問17

設問図

問17(a) 管径36mmの完全拡散性無限長直線光源を床面上3mの高さに床面と平行に配置した。光源からは単位長当たり3000lm/mの光束を一様に発散しているものとして、直線光源の光束発散度M[lm/m^2]の値として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

  1. 83.3×10^3
  2. 4.2×10^3
  3. 8.4×10^3
  4. 26.5×10^3 ✓ 正答
  5. 74.7×10^3

解説

直線光源から放射される光束密度を、光源の表面積あたりの値として計算することで、光束発散度 M≅26.5×103 lm/m2M \cong 26.5 \times 10^3 \, \mathrm{lm/m^2} が導かれます。

光束発散度の定義と計算

光束発散度 MM は、光源の単位表面積から放射される光束の量を示す指標です。光源から放射される全光束を FF [lm]、その光源の表面積を SS [m2\mathrm{m^2}] としたとき、以下の式で表されます。

M=FSM = \frac{F}{S}

本問では、光源が無限長であるため、光源の「単位長さあたり」の光束と表面積を用いて考えます。単位長さ 1 m1 \, \mathrm{m} あたりの光束を FLF_L [lm/m]、単位長さあたりの表面積を SLS_L [m2/m\mathrm{m^2/m}] とすると、光束発散度は次のように計算できます。

M=FLSLM = \frac{F_L}{S_L}

数値の適用と計算手順

与えられた条件を上記の関係式に当てはめて計算を進めます。

  1. 光源の単位長さあたりの光束 FLF_L を確認します。問題文より FL=3000 lm/mF_L = 3000 \, \mathrm{lm/m} です。
  2. 光源の単位長さあたりの表面積 SLS_L を求めます。管径(直径)を d=36 mm=0.036 md = 36 \, \mathrm{mm} = 0.036 \, \mathrm{m} とすると、円柱状光源の側面積は円周に長さを掛けたものとなるため、SL=πd=π×0.036 m2/mS_L = \pi d = \pi \times 0.036 \, \mathrm{m^2/m} となります。
  3. これらを式に代入します。 M=3000π×0.036=30000.113097...≅26525 lm/m2M = \frac{3000}{\pi \times 0.036} = \frac{3000}{0.113097...} \cong 26525 \, \mathrm{lm/m^2}

この結果、選択肢の中で最も近い値である 26.5×103 lm/m226.5 \times 10^3 \, \mathrm{lm/m^2} が導き出されます。

管径を円周率で掛けて表面積を算出し、全光束をその面積で割り戻してみると、単位面積あたりの光の強さが浮かび上がってきます。

参考リンク

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