第一種電気工事士試験 / 令和2年度 第一種電気工事士 筆記試験 / 問45
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令和2年度 第一種電気工事士 筆記試験 問45 解説 結線図

⑤で示す部分の結線図は。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ.
  3. ハ. ✓ 正答
  4. ニ.

解説

この問題の解き方は、主回路図上の接続点(黒丸)を一つずつ正確に拾い出し、電源側(R, S, T)から負荷側(U, V, W)への対応関係を書き出すことです。一見複雑に見える配線も、相ごとに分解して追跡すれば、必ず正しい選択肢にたどり着けます。

接続点のルールと読み解き方

電気工事士試験の回路図において、線が交差している場所に黒丸がある場合は「接続(短絡)」を意味し、黒丸がない場合は「非接続(交差しているだけ)」を意味します。このルールに基づき、電源側の各相からどの線が引き出されているかを確認します。

今回の問題の正解である「ハ」の図を例に挙げると、以下の関係性が読み取れます。

  1. R相から引き出されている線は、最下段の水平線につながっています。これがU相に対応します。
  2. S相から引き出されている線は、中段の水平線につながっています。これがV相に対応します。
  3. T相から引き出されている線は、上段の水平線につながっています。これがW相に対応します。

選択肢を検討する際は、すべての相を一度に見ようとせず、「R相はどこに接続されているか」「S相はどこに接続されているか」というように、一つずつ確認していくのがコツです。

段階的な検証のステップ

問題の図面から結線状態を抜き出す際は、まず左側の電源(R, S, T)に注目してください。

  • R相から分岐している黒丸は、どの水平線と交差しているか。
  • S相から分岐している黒丸は、どの水平線と交差しているか。
  • T相から分岐している黒丸は、どの水平線と交差しているか。

このプロセスを繰り返すことで、各選択肢が「どのような結線図を表しているか」を具体化できます。試験会場で焦ってしまう場合は、問題用紙の余白に、電源側のR, S, Tから負荷側のU, V, Wに向けて簡単な線を引き、黒丸の位置を再現してみてください。これだけでケアレスミスを大幅に減らすことができます。

実務における回路図読解の重要性

この知識は、単なる試験対策にとどまらず、現場での機器交換やトラブルシューティングにおいて必須の技術です。制御盤や分電盤の配線を行う際、図面上のわずかな接続点の見落としは、短絡事故や機器の故障を引き起こす原因となります。

特に動力回路(三相3線式)においては、相順(相の回転方向)が重要になるケースがあります。電動機などの接続において、結線図を読み誤り相順が変わってしまうと、モーターが逆回転してしまい、機械設備に重大な損傷を与える恐れがあります。図面上の接続点を正確にトレースするこの作業は、電気技術者としての基本的な信頼性を支える重要なスキルといえます。

参考リンク

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