平成21年度 春期 ITパスポート試験 問8 解説 バーコードの種類
POS システムなどで商品を一意に識別するために, バーコードとして印刷されたコードはどれか。
- JAN ✓ 正答
- JAS
- JIS
- QR
解説
POSシステムで商品識別に使用される規格を知っていれば、即座にJANを選ぶことができます。他の選択肢はすべて商品識別コードとは異なる目的で使用される略称であるため、これらを除外することが正解への近道です。
JANコードとPOSシステムの役割
JANはJapanese Article Numberの略で、日本で標準的に使われている商品識別コードです。スーパーマーケットやコンビニエンスストアのレジでバーコードを読み取ると瞬時に価格が表示されるのは、このJANコードがデータベース上の商品情報と紐付いているからです。
JANコードは13桁または8桁の数字で構成されており、最初の数桁で国番号や企業コードを、その後に商品アイテムコードを表します。レジでの読み取りによって「どこのメーカーのどの商品か」を一意に特定できる仕組みになっています。
なぜ他の選択肢は間違いなのか
本問の選択肢にある用語は、どれもITパスポート試験で頻出ですが、役割が全く異なります。
JASは「日本農林規格」のことで、農林水産物や加工食品の品質・規格を示すマークです。製品の品質を証明するものであり、商品識別コードではありません。
JISは「日本産業規格」のことで、工業製品の品質や寸法などを標準化したものです。ねじの規格からプログラムの表記に至るまで幅広い分野を網羅しています。
QRコードは「二次元コード」の一種で、バーコードよりも多くの情報を格納できます。URLの共有や決済システムなど幅広い用途に使われますが、商品識別専用のバーコード規格という定義ではないため、今回の文脈ではJANがより適切です。
試験における用語整理の考え方
ITパスポート試験では、似たようなアルファベットの略称が並ぶ問題が非常に多く出題されます。特に「規格」に関する名称は混同しやすいため、それぞれの末尾の英単語に注目すると整理しやすくなります。
・Code(コード)が含まれるか ・Standard(標準)を意味しているか ・どのような情報を扱うためのものか
このように分類しておくことで、問題文にある「商品を一意に識別する」「バーコードとして印刷」といったキーワードから、消去法ではなく直感的に正解を選べるようになります。この知識は実務においても、小売業の在庫管理や物流システムの仕組みを理解する上での基礎となります。