ITパスポート試験 / 平成24年度 秋期 ITパスポート試験 / 問4
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平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問4 解説 SNSによるプロモーション

A商店街では,インターネット上にサイトを作り,商店街のプロモーションを行うことにした。サイトに組み込むことによって,顧客とのコミュニケーションの向上が期待できるものはどれか。

  1. ア SCM
  2. イ SNS ✓ 正答
  3. ウ SQL
  4. エ SSL

解説

この問題は、商店街のサイトにおいて顧客との双方向のやり取りを実現する手段を問うています。「顧客とのコミュニケーションの向上」という目的を達成できるものを選択肢から選ぶのが正攻法です。

SNSと他用語の役割を整理する

選択肢にある用語は、どれもITパスポート試験で頻出ですが、それぞれ役割が全く異なります。

アのSCM(Supply Chain Management)は、供給連鎖管理のことです。原材料の調達から製造、配送、販売に至るまでの物と情報の流れを最適化する手法であり、顧客との直接的な会話を目的とするものではありません。

イのSNS(Social Networking Service)は、インターネット上で社会的なつながりを作るサービスです。ユーザー同士がコメントを投稿したり、企業がフォロワーに情報を発信したりすることで、ダイレクトかつリアルタイムな双方向のコミュニケーションが可能になります。

ウのSQL(Structured Query Language)は、データベースを操作するための言語です。サイトの裏側でデータを読み書きする際には使われますが、それ自体が顧客とコミュニケーションを行うツールではありません。

エのSSL(Secure Sockets Layer)は、ネットワーク上で通信を暗号化する仕組みです。サイトのセキュリティを高めるためには不可欠ですが、コミュニケーションそのものを活性化させる機能ではありません。

選択肢を絞り込む思考プロセス

問題文にある「顧客とのコミュニケーション」というキーワードに注目してください。

  1. 顧客と「話せる・つながれる」ものか?
  2. それは「双方向」のやり取りを前提としているか?

この2点を考慮すると、選択肢の中で唯一、ユーザー(顧客)と企業や団体が直接やり取りできる土台として機能するのはSNSだけであると判断できます。SQLやSSLはあくまでシステムや安全性を支える「手段」であり、SNSは目的(コミュニケーションの向上)を達成するための「場」であるという違いを見極めることが重要です。

現代のビジネスにおける活用場面

この問題の意図は、現代のデジタルマーケティングにおいて「情報発信のあり方」が変化していることを理解させることにあります。

かつて商店街がプロモーションを行う際は、一方的にチラシを配ったり、ホームページで営業時間などを知らせたりするだけでした。しかし、SNSを導入すれば、商店街のおすすめ商品を写真で投稿し、それを見た顧客がコメントを書き込んだり、シェアをしたりして拡散に協力してくれるというサイクルが生まれます。

また、顧客からの要望や質問に直接返信することで、単なる販売者と購入者の関係を超えたファン作りや、地域のコミュニティとしての機能も果たすことができます。このように、ITを単なる技術ツールとしてではなく、ビジネスの成長や関係性構築のための手段としてどう活用するかという視点は、ITパスポート試験において非常に重要な考え方です。

参考リンク

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