ITパスポート試験 / 平成24年度 秋期 ITパスポート試験 / 問65
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平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問65 解説 商品値引きの計算

設問図

問65 “商品値引き” 表に示すとおり, 値引き率が異なる商品群がある。30個買ったと きに最も合計価格が安いのは, どの ID の商品か。ここで, 値引き数量以上の個数を 購入した場合に, 合計価格に対して値引き率で示す値引きが適用されるものとする。

  1. ア 0001
  2. イ 0002
  3. ウ 0003 ✓ 正答
  4. エ 0004

解説

各商品の「30個購入時の合計金額」を計算し、最も安くなるものを選びます。計算式は「単価 × 個数 × (1 - 値引き率)」です。ただし、値引き数量に達していない場合は値引き率を適用せず「単価 × 個数」で計算します。

各商品の計算結果は以下の通りです。

  • 商品0001:単価30円、値引き数量30個以上。30個購入なので値引き対象。 30×30×(10.3)=900×0.7=63030 \times 30 \times (1 - 0.3) = 900 \times 0.7 = 630
  • 商品0002:単価25円、値引き数量40個以上。30個購入は条件を満たさないため値引きなし。 25×30=75025 \times 30 = 750
  • 商品0003:単価40円、値引き数量20個以上。30個購入なので値引き対象。 40×30×(10.5)=1200×0.5=60040 \times 30 \times (1 - 0.5) = 1200 \times 0.5 = 600
  • 商品0004:単価35円、値引き数量35個以上。30個購入は条件を満たさないため値引きなし。 35×30=105035 \times 30 = 1050

比較の結果、最も安いのは600円となる商品0003です。

業務ロジックを正確に読み解く

この問題の鍵は「条件分岐」を正しく判定することにあります。表には「値引き数量」が設定されていますが、これはあくまで「最低これだけ買えば値引きが適用される」というしきい値です。購入数がこの数値以上であれば値引き後の価格を計算し、未満であれば定価(単価のみ)を計算するというフローを頭の中で組み立てる必要があります。

多くのITシステムでは、このような価格計算がプログラムによって自動化されています。この問題は、要件定義書や業務ルール表から「どのような条件のときに、どの計算式を実行すべきか」を論理的に判断するアルゴリズム的思考を試しています。

数値比較と条件判定の重要性

ITパスポートの試験において、こうした表データから情報を読み取り計算する問題は頻出です。特に「しきい値」が重要です。本問では「30個」が購入数ですが、各商品の「値引き数量」と比較して「値引きが適用されるのか、されないのか」を一つひとつ判定しなければなりません。

実務においては、この論理構造がそのままECサイトのショッピングカートシステムや、在庫管理システム、請求書作成システムなどの「計算ロジック」として実装されます。例えば、キャンペーン期間中や大量購入時の自動割引などは、まさにこの問題のように「単価・数量・値引き率」をデータベースから参照し、条件判定を行って合計金額を算出しています。

エンジニアやIT担当者として、複雑な条件設定がなされたデータを見て「どのような処理フローであれば期待通りの金額が算出できるか」をイメージできることは、システムの設計や検証を行う上で不可欠な能力といえます。

参考リンク

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