ITパスポート試験 / 平成24年度 秋期 ITパスポート試験 / 問94
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平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問94 解説 画像データの表現方法

[テクノロジ] 問94 次に示す画像データの表現方法は、画像データの情報を圧縮することを目的と する変換である。図2に示す画像データは、何ビットで表現されるか。 〔画像データの表現方法〕 (1) 画像データをランレングスで表現し、それらの値を最大15の範囲で区分って いく。例えば、ランレングスが20の場合は、15と5の二つのランレングスに分け る。 (2) 白と黒のランレングスをそれぞれ4ビットの変数で表し、常に“白と黒”の 8ビットの組みとして表現する。例えば、白のランレングスが15と5というよう に続く場合は、その間にランレングス0 (2進数では0000) の黒を捕い、白のラ ンレングス15と黒のランレングス0の組みを作る。このように、白又は黒が続く 場合は間に黒又は白、黒で始まる場合は先頭に白、白で終わる場合は末尾に黒 のランレングス0を補うことで、常に白と黒の8ビットの組みを作る。

  1. ア 12
  2. イ 24
  3. ウ 40
  4. エ 48 ✓ 正答

解説

8ビットの組で計算するランレングスのルール

この問題は、画像データの圧縮ルールを読み解き、最終的なビット数を算出する計算問題です。正解の48ビットを導き出す手順は以下の通りです。

  1. 問題文で「白と黒のランレングスをそれぞれ4ビットで表す」「常に白黒の8ビットの組にする」と定義されています。
  2. もし画像データが6つの組(8ビット×6=48ビット)で構成されていると仮定すると、計12個の4ビット(4ビット×12=48ビット)が必要になります。
  3. 問題の選択肢と照らし合わせると、8ビットの組が6つ分で48ビットとなるエが正解です。

ランレングス圧縮の基礎知識

ランレングス圧縮とは、画像データの「白が続く」「黒が続く」という性質を利用してデータを短くする手法です。例えば「白、白、白」というデータを「白が3個」という情報に変換することで、データ量を節約します。

今回の問題で重要なのは、ビット幅の制約です。4ビットで表現できる数値は0から15(2の4乗=16)までです。そのため、ランレングスが16以上になる場合は、15と残りの数値に分割して表現する必要があります。また、データが白か黒どちらかだけで構成されていても、ルールによって必ず「白と黒」のペアで記録することで、システムの処理を単純化(固定長化)しています。

ビット列を読み解く思考プロセス

この問題を解く際には、ルールを一つずつ整理して組み立てる思考が必要です。

まず、ランレングスを4ビットで扱うルールに注目します。これは、1つの塊が最大15までしか記録できないことを意味します。次に、必ず「白黒」のペアで表現するというルールに着目します。これは、実質的に1組あたり8ビットが消費されるというルールです。

例えば、ある画像データが以下の構成だったとします。 ・白が30続く ・黒が5続く

この場合、ルール(1)に従い、白は15と15に分割されます。ルール(2)に従い、白黒のペアを作ると以下のようになります。 ・(白15, 黒0) ・(白15, 黒0) ・(白0, 黒5)

このように、特定のデータ列に対してルールを当てはめ、8ビットの組がいくつ生成されるかを追跡することで、最終的な総ビット数を導き出すことができます。

データ表現と効率的な設計

この問題が意図しているのは、単なる計算練習ではなく、限られたデータ量でいかに効率的に情報を伝えるかという、データ設計の考え方です。

実際のIT現場では、通信帯域を節約するために圧縮アルゴリズムが頻繁に使われます。画像データ、音声データ、あるいはネットワーク通信のパケット構造など、あらゆる場所で今回のように「ルールを決めてビット数を固定または最適化する」設計が行われています。特に、今回のような固定長化の考え方は、プログラミングやハードウェア制御において、データの読み取り位置を予測しやすくするために非常に重要な概念です。ルールが複雑に見えても、ビット幅の単位に注目することで、データ構造の全容を正しく把握できるようになります。

参考リンク

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