ITパスポート試験 / 平成27年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 / 問20
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平成27年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 問20 解説 図書コード

図書を特定するために世界標準として使用されているコードはどれか。

  1. ア ISBN ✓ 正答
  2. イ ITF
  3. ウ JAN
  4. エ QR

解説

図書を特定するためのコードを問われたら、名称に含まれる単語に着目します。選択肢の中でBook(本)を意味するBが含まれているのはISBNのみであるため、これが正解です。

国際標準図書番号 ISBN

ISBNはInternational Standard Book Numberの略称で、世界共通で書籍を特定するために発行される13桁の識別番号です。以前は10桁でしたが、出版点数の増加に伴い2007年から現在の13桁へと拡張されました。

この番号には、発行された国や地域を示すグループ記号、出版社を特定する出版者記号、書名ごとの書名記号、そして番号の誤入力を防ぐための検査数字(チェックデジット)が含まれています。これにより、世界中で出版される膨大な種類の本を重複なく、かつ正確に管理できるようになっています。

他の選択肢の役割と特徴

ITパスポート試験では、ISBN以外のコードも頻出用語として登場します。それぞれの用途を整理しておくことで、物流や流通に関する問題にも対応できるようになります。

JANコード

JAN(Japanese Article Number)は、日本の一般消費財に付与される商品識別コードです。スーパーやコンビニで販売されている商品のパッケージにあるバーコードがこれに当たります。世界的にはEAN(European Article Number)と呼ばれ、レジでの会計を自動化するPOSシステムに不可欠な技術です。

ITFコード

ITF(Interleaved 2 of 5)は、主に段ボール箱などの物流梱包の外装に印刷されるバーコードです。JANコードよりもサイズが大きく、離れた場所からでも読み取りやすい特性を持っています。中に入っている商品の種類や数量を管理するために使われます。

QRコード

QR(Quick Response)コードは、縦と横の二次元で情報を記録するコードです。従来のバーコード(一次元)よりも圧倒的に多くの情報を保持でき、スマートフォンのカメラなどで簡単に読み取れるため、Webサイトへの誘導やキャッシュレス決済など幅広い用途で活用されています。

識別コードが支える社会インフラ

この問題が問うているのは、単なる用語の暗記ではなく「情報の標準化」の重要性です。

もし、書店ごとに独自の番号で本を管理していたら、注文や在庫確認に多大な手間がかかってしまいます。世界中で共通のルール(ISBN)に従って番号を振ることで、国境を越えた流通や、図書館での蔵書検索、インターネット書店の在庫管理がスムーズに行えるようになります。

ITシステムを構築する際、データを一意に識別するための「キー(鍵)」を定めることは設計の基本です。ISBNのような国際標準を知ることは、システムがどのように社会の利便性を支えているかを理解するための第一歩となります。

参考リンク

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