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平成27年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 問90 解説 粗利の計算式

別表1
設問図

メニュー別の粗利を求めるために,図1のセルF2に計算式を入力して,セルF3〜F5に複写する。セルF2に入力する計算式として,適切なものはどれか。

  1. ア B2 * D2
  2. イ (B2 - C2) * D2 ✓ 正答
  3. ウ (B2 - C2) / D2
  4. エ (B$2 - C$2) * D$2

解説

今回の問題は、表計算ソフトにおける「数式の作成」と「セルの参照方法」の基本を問うものです。

正解の導き方

まず、粗利を求めるための計算式を整理します。粗利は以下の式で計算できます。

粗利 = (単価 - 原価) × 売上数量

表を見ると、2行目の場合、単価はB2、原価はC2、売上数量はD2にあります。これらを当てはめると (B2C2)D2(B2 - C2) * D2 となります。 次に、この式をセルF3〜F5に複写することを考えます。複写先でも同様に、それぞれの行の単価、原価、数量を使って計算する必要があります(3行目ならB3, C3, D3を使う)。そのため、行番号が自動的に変化する「相対参照」を用いるのが正解です。

相対参照の重要性

表計算ソフトにおいて、セル番地をそのまま記述する(例: B2, C2)方法を相対参照と呼びます。この参照方法を使うと、数式を別のセルにコピーした際に、コピー先との相対的な位置関係に合わせて自動的に参照先が書き換わります。

もし選択肢エのように「$」を付けた「絶対参照」を使ってしまうと、コピーしても参照先が常に2行目のまま固定されてしまい、正しい計算ができなくなります。行ごとに異なるデータを処理したい場合には、相対参照が不可欠です。

実務と教育的意図

この問題は、単なる数式の暗記ではなく、表計算ソフトの構造を理解しているかを問うています。仕事で売上管理表を作成する際、1行ずつ手作業で計算式を入力するのは非効率であり、ミスも発生しやすくなります。

「数式をコピーして表全体を一括で計算する」という操作は、表計算ソフトを扱う上で最も基本的な自動化のスキルです。相対参照と絶対参照を使い分けられるようになることは、データ分析の初歩として非常に重要であり、ITパスポート試験においても頻出のテーマとなっています。

参考リンク

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