ITパスポート試験 / 平成28年度 春期 ITパスポート試験 / 問59
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平成28年度 春期 ITパスポート試験 問59 解説 OSSの定義

次のソフトウェアの組合せのうち, OSS (Open Source Software) だけの組合せはどれか。

  1. ア Internet Explorer, Linux, PostgreSQL
  2. イ Internet Explorer, PostgreSQL, Windows
  3. ウ Firefox, Linux, Thunderbird ✓ 正答
  4. エ Firefox, Thunderbird, Windows

解説

OSSかそうでないかを見分けるポイント

この問題を解くには、ソフトウェアを「ソースコードを公開し、誰でも改変・再配布できるもの(OSS)」と「著作権者が権利を独占し、ソースコードを非公開としているもの(プロプライエタリ)」に分ける必要があります。

選択肢にある各ソフトウェアの分類は以下の通りです。

  • Linux:OSのカーネルであり、代表的なOSS
  • Firefox:Mozillaが開発するOSSのWebブラウザ
  • Thunderbird:Mozillaが開発するOSSのメールクライアント
  • PostgreSQL:オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)
  • Windows:マイクロソフト社が開発・販売するプロプライエタリなOS
  • Internet Explorer:マイクロソフト社が開発・提供していたプロプライエタリなWebブラウザ

したがって、すべてがOSSである組み合わせは「Firefox, Linux, Thunderbird」となります。

OSS(オープンソースソフトウェア)とは何か

OSSとは、単に「無料で使える」という意味ではなく、以下の条件(オープンソースの定義)を満たすソフトウェアを指します。

  1. ソースコードが無償で公開されていること
  2. 誰でも自由にそのソフトウェアを利用、調査、改変できること
  3. 改変したものを再配布できること

これに対して、WindowsやInternet Explorerのように、開発元がソースコードを非公開にし、使用権を販売する形態のソフトウェアはプロプライエタリ(独占的)ソフトウェアと呼ばれます。ITパスポート試験では、この両者の対比が頻出します。

現場でこの知識が重要な理由

エンジニアやシステム担当者にとって、OSSの理解は必須の教養です。なぜなら、現代のITシステムはOSSの組み合わせの上に成り立っているからです。

例えば、Webサーバーを構築する際、OSにLinux(OSS)、データベースにPostgreSQL(OSS)、WebブラウザにFirefox(OSS)を利用すれば、ソフトウェアのライセンス費用を抑えつつ、世界中の技術者によって日々修正・改良されている堅牢な基盤を利用できます。

一方で、OSSを採用する際は「ライセンス」の確認が重要です。OSSであっても、改変したものを公開する際には特定の条件を守る必要があるライセンス(GPLなど)があり、これを無視すると著作権侵害になる恐れがあります。システム開発の現場では、どのソフトウェアをOSSとして採用するかを検討する際、コストや性能だけでなく、この「ライセンス形態」の理解が欠かせない判断基準となります。

参考リンク

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