平成29年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 問4 解説 電子商取引の信頼性
電子商取引の商品と代金の受け渡しにおいて,売り手と買い手の間に,信頼のおける第三者が介在することによって,取引の安全性を高めるサービスはどれか。
- ア アフィリエイト
- イ エスクロー ✓ 正答
- ウ 逆オークション
- エ ソーシャルネットワーキングサービス
解説
この問題は、キーワードの対応関係だけで即答できる典型的な暗記問題です。「第三者が介在」「取引の安全性」「代金の受け渡し」という言葉が出てきたら、迷わずエスクローを選びます。ネットオークションやフリマアプリなどで、代金の持ち逃げや商品未着といったトラブルを防ぐための仕組みがエスクローです。
エスクロー(Escrow)とは、信頼できる第三者機関が、買い手から預かった代金を一時的に保管し、買い手が商品の到着を確認した後に売り手へ送金する仲介サービスのことです。この仕組みにより、売り手にとっては代金未払いのリスクがなくなり、買い手にとっては商品が届かないのに代金だけ取られるリスクがなくなります。オンライン取引における「安心の橋渡し役」とイメージするとわかりやすいでしょう。
ほかの選択肢についても簡単に確認しておきましょう。アフィリエイトは成果報酬型の広告手法であり、エスクローのような仲介機能はありません。逆オークションは買い手が条件を提示し、売り手が価格を競い合う仕組みです。ソーシャルネットワーキングサービスは、個人のつながりや情報共有を目的としたプラットフォームのことであり、取引の安全性確保とは直接関係しません。
ITパスポート試験では、電子商取引(eコマース)に関する用語が頻出します。特にエスクローは、CtoC(個人間取引)が活発な現代において非常に重要な概念です。試験対策としては、単に言葉の意味を覚えるだけでなく、「なぜその仕組みが必要なのか(どのようなリスクを排除したいのか)」という背景と一緒に記憶しておくと、関連用語が出た際にも対応しやすくなります。
- 経済産業省:電子商取引に関する準則