第三種電気主任技術者試験 / 令和6年度第三種電気主任技術者上期試験 機械科目 / 各問題解説 / 問130
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令和6年度第三種電気主任技術者上期試験 機械科目 問130 解説 問13 令和6年度第三種電気主任技術者上期試験 機械科目 問13

設問図

問13 次の文章は,自動制御に関する記述である。\n\n機械,装置及び製造ラインの運転や調整などを制御装置によって行うことを自動制御という。自動制御は,シーケンス制御と [ (ア) ] 制御とに大別される。\nシーケンス制御は,あらかじめ定められた手順や判断によって制御の各段階を順に進めていく制御である。この制御を行うための機器として電磁リレーがある。電磁リレーを用いた [ (イ) ] シーケンス制御をリレーシーケンスという。\nリレーシーケンスにおいて,2 個の電磁リレーのそれぞれのコイルに,相手の b 接点を直列に接続して,両者が決して同時に働かないようにすることを [ (ウ) ] という。\nシーケンス制御の動作内容の確認や,制御回路設計の手助けのために,横軸に時間を表し,縦軸にコイルや接点の動作状態を表したものを [ (エ) ] という。\n\n上記の記述中の空白箇所(ア)~(エ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

  1. (1) (ア) フィードフォワード (イ) 無接点 (ウ) ブロック (エ) フローチャート
  2. (2) (ア) フィードバック (イ) 有接点 (ウ) インタロック (エ) タイムチャート ✓ 正答
  3. (3) (ア) フィードバック (イ) 有接点 (ウ) ブロック (エ) フローチャート
  4. (4) (ア) フィードフォワード (イ) 有接点 (ウ) インタロック (エ) タイムチャート
  5. (5) (ア) フィードバック (イ) 無接点 (ウ) ブロック (エ) タイムチャート

解説

自動制御の分類から制御回路の保護機能、さらには動作状態の表現手法に至る一連の用語は、(ア)にフィードバック、(イ)に有接点、(ウ)にインタロック、(エ)にタイムチャートをそれぞれ当てはめることで構成されます。

自動制御の分類とシーケンス制御

自動制御は、目標値と制御量を比較して差をなくすように動作する「フィードバック制御」と、あらかじめ決められた手順に従って動作する「シーケンス制御」の二つに大別されます。フィードバック制御はセンサーを用いて出力側の状態を常に監視し、目標に近づけるよう調整する特性を持ちますが、シーケンス制御は設定されたロジックに従い、機器が逐次的に動作する特徴があります。この際、電磁リレーのような物理的な接点が開閉する機器を用いる回路を「有接点シーケンス制御」と呼び、半導体素子などを用いて接点を持たせずに制御を行うものを「無接点シーケンス制御」と呼びます。

制御回路の保護と動作表示

複数の機器が同時に動作すると不都合が生じる制御回路では、保護回路として「インタロック」が用いられます。これは、一方の機器が動作している間は他方の機器が動作できないよう、相手の接点信号を物理的または論理的に遮断することで、誤動作や短絡事故を防止する仕組みです。この回路の設計や確認の際には、時間経過と各素子のON/OFF状態の相関関係を一目で把握できる手段として「タイムチャート」が広く利用されます。タイムチャートは横軸に時間の流れ、縦軸にコイルや接点の状態(高レベル・低レベル)を配置し、制御のタイミングを視覚的に管理するものです。

選択肢の判断

  1. 自動制御を構成する二つの大きな概念から、(ア)をフィードバックと特定します。
  2. 電磁リレーという物理的な接点を持つ部品を利用している点から、(イ)を有接点と定めます。
  3. 二つのコイルの動作を排他的に制御し、同時に働かないようにする回路の定義に基づき、(ウ)をインタロックと決定します。
  4. 時間軸に対する動作の変化を記録・確認する手法の呼称から、(エ)をタイムチャートと判断します。

制御回路の設計図と、横軸に時間をとった動作状態の変化を重ねてみると、回路の動きが見えてきます。

参考リンク

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