令和6年度第三種電気主任技術者上期試験 機械科目 問181 解説 問18(a) 令和6年度第三種電気主任技術者上期試験 機械科目 大問18(a)
問18(a) 問18 数の表現法について、次の(a)及び(b)の問に答えよ。 (a) 10 進法で表される正の整数 N は,10 進法の 2 以上の整数 r を用いて,次式のように表すことができる。 N = a_n r^n + a_{n-1} r^{n-1} + ... + a_1 r + a_0 ただし,a_i は整数であり,0 ≦ a_i < r (i = 0, 1, ..., n) である。 このとき,N を r 進法で次のように表現することとする。 (a_n a_{n-1} ... a_2 a_1 a_0)_r この表現方法によって次の計算が成り立つとき,r の値として,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。 (122)_r - (42)_r = (40)_r
- (1) 5
- (2) 6 ✓ 正答
- (3) 7
- (4) 8
- (5) 9
解説
進法における各位の数値が底 の累乗の係数であることを利用し、与えられた等式を についての代数方程式に書き換えることで、正解の が導かれます。
r進法の定義と数値の展開
一般に、ある数値を 進法で と表記する場合、その値は 桁目から 桁目までの各係数 を用いて、次のように展開できます。
ここで であるため、各項は右から数えて 番目、 番目、 番目と、底 の累乗を掛けることで元の数値を復元できます。この定義により、異なる進法同士の計算であっても、一度全て 10 進法の形式へ展開することで、通常の算術演算として扱うことが可能になります。
方程式の立式と解法
問題文で与えられた等式 を、上記の定義に基づき を変数とする方程式として処理します。
各項を を用いた多項式に展開します。
展開した各式を元の等式に代入し、整理します。 左辺を計算すると、定数項の と が相殺され、 となります。
方程式を移項して を求めます。
この結果、 または となります。問題文において「2以上の整数 」という条件が課されているため、求める値は に確定します。
各桁の重みが の何乗にあたるかを順に追っていくと、数式上のバランスが崩れることなく の値が見えてきます。