平成26年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問70 解説 画像データ
ワープロソフト,プレゼンテーションソフトで作成した文書やWebページに貼り付 けて,表現力を向上させる画像データのことを何と呼ぶか。
- ア CSS
- イ キャプチャ
- ウ クリップアート ✓ 正答
- エ テンプレート
解説
問題の解き方
この問題は、キーワードと用語の意味を正しく結びつけることで解けます。「表現力を向上させる」「画像データ」「素材」という単語から、文書作成ソフトに標準で備わっているイラスト集である「クリップアート」を選びます。
クリップアートとは何か
クリップアート(Clip Art)とは、文書やプレゼンテーション、Webページなどに挿入して使うことを目的とした、あらかじめ用意されているイラスト、図形、アイコン、写真などの素材集を指します。
ワープロソフトやプレゼンテーションソフトのメニューには「図」や「挿入」といった項目があり、そこからクリップアートを選択できます。これらを利用することで、文字ばかりの無機質な文書を直感的に分かりやすくしたり、デザイン性を高めて読み手の注意を引いたりすることが可能です。
なぜ他の選択肢ではいけないのか
選択肢にある他の用語は、ITパスポート試験で頻出の重要な概念ですが、役割が全く異なります。
ア CSS(Cascading Style Sheets): Webページの見た目やレイアウトを整えるための言語です。画像データそのものではなく、Webサイトの文字の色やフォントサイズ、配置などを指定する設定ファイルです。
イ キャプチャ(Screen Capture): パソコンやスマートフォンの画面に表示されている状態を、そのまま画像として保存する機能のことです。素材集から呼び出すものではなく、あくまで「現在の表示内容」を記録する作業を指します。
エ テンプレート(Template): 文書の構成やデザインがすでにあらかじめ決まっている「ひな形」のことです。例えば、報告書のフォーマットやスライドの基本デザインなどがこれにあたります。画像の一部だけではなく、文書全体やスライドのレイアウトの枠組みを指す言葉です。
実務における知識の活用
ビジネスの現場では、視覚的な情報は非常に重要です。プレゼンテーションでグラフやアイコンを効果的に配置することで、聴衆の理解度を大きく高めることができます。一方で、著作権の意識も求められます。クリップアートは、ソフトに同梱されているものは自由に使えますが、インターネット上で見つけた素材を無断で利用すると著作権侵害になる可能性があります。ツールとして活用するだけでなく、法的な利用規約もあわせて理解しておくことが、ITリテラシーの高い社会人への第一歩となります。