電気機器・配線器具
第二種電気工事士「電気機器・配線器具」重要知識まとめ
このまとめは、第二種電気工事士試験における「電気機器・配線器具」分野の出題傾向を踏まえ、合格に必要な最低限の知識をコンパクトに整理したものです。用語の定義、数値、公式、法則を中心に、理解を助けるための補足情報を加えています。
1. 電気機器の種類と用途
| 機器名 | 用途・特徴 | 関連事項 |
|---|---|---|
| プルボックス | 多数の金属管が集合する場所などで、通線を容易にするために使用。 | [cite: src-q11] |
| 熱動継電器 | モーターの過負荷保護に使用。温度上昇を検知して回路を遮断する。 | [cite: src-q17 (denki2-2024-lower)] |
| スターデルタ始動装置 | 一般用三相かご形誘導電動機において、始動時の過大な始動電流を抑えるために使用。 | [cite: src-q14 (denki2-2025-lower), src-q15 (denki2-2025-upper)] |
| パワーコンディショナ | 系統連系型の小出力太陽光発電設備において、直流から交流への変換や、系統連系点の電圧・周波数調整などを行う。 | [cite: src-q15 (denki2-2025-lower)] |
| 自動点滅器 | 周囲の明るさに応じて街路灯などを自動点滅させる。光電式自動点滅器などがある。 | [cite: src-q17 (denki2-2025-lower), src-q15 (denki2-2025-upper)] |
| 低圧進相コンデンサ | 蛍光灯など、誘導性負荷の力率改善に使用。 | [cite: src-q17 (denki2-2025-lower), src-q35 (denki2-2025-upper)] |
| 電磁開閉器 | 制御配線の信号(押しボタンなど)により動作する開閉器。モーターの起動・停止操作によく用いられる。 | [cite: src-q35 (denki2-2025-upper)] |
| 配線用遮断器(電動機保護兼用) | 過負荷や短絡時に自動的に回路を遮断する。電動機保護用の機能が付加されているものもある。 | [cite: src-q17 (denki2-2025-upper)] |
| 漏電遮断器 | 地絡(漏電)が発生した場合に、感電や火災を防止するために自動的に回路を遮断する。 | [cite: src-q15 (denki2-2025-lower)] |
| 漏電警報器 | 漏電が発生したことを警報音や表示灯で知らせる。遮断機能はない。 | [cite: src-q15 (denki2-2025-upper)] |
| ネオン変圧器 | ネオンサインなどに使用される高電圧を発生させる変圧器。メタルハライドランプとは組み合わせて使用しない。 | [cite: src-q15 (denki2-2025-upper)] |
2. 電動機に関する知識
- 誘導電動機:
- 三相かご形誘導電動機: 最も一般的で広く使われている。始動電流が大きい傾向があるため、必要に応じてスターデルタ始動などを行う。
- 回転速度: 極数と周波数によって決まる。
- 例: 極数6、周波数50Hz → 約1000 min⁻¹ [cite: src-q14 (denki2-2025-upper)]
- 一般的に、極数が多いほど、周波数が低いほど回転速度は遅くなる。
- 回転速度: 極数と周波数によって決まる。
- 三相巻線形誘導電動機: 始動特性が優れているが、構造が複雑で一般用途には少ない。
- 三相かご形誘導電動機: 最も一般的で広く使われている。始動電流が大きい傾向があるため、必要に応じてスターデルタ始動などを行う。
- 直流分巻電動機: 速度制御が比較的容易。
3. 電線・コードの許容電流
- ゴムコード(天然ゴム混合物): 許容電流はコードの断面積によって決まる。
- 例: 公称断面積 1.25 mm² → 約12A (100V換算で約1200Wまで使用可能)
- ただし、電熱器具の場合は、起動電流が定常電流と大きく変わらないため、許容電流の目安として消費電力で判断される場合がある。
- 1000Wのオーブントースター(100V)は、10Aの電流が流れるため、1.25mm²のゴムコードでも使用可能と判断される。 [cite: src-q12 (denki2-2025-upper)]
- 例: 公称断面積 1.25 mm² → 約12A (100V換算で約1200Wまで使用可能)
- 注意点: 周囲温度や敷設方法によって許容電流は変動する。
4. 図記号と器具の識別
配線図で用いられる図記号は、器具の種類を識別するために不可欠です。過去問で登場した記号の意味を正確に理解しておきましょう。
- モーター接続用の電線管接続部 [cite: src-q50 (denki2-2024-lower)]
- コンセントの形状(接地極付など)[cite: src-q49 (denki2-2025-upper)]
- スイッチの種類(使用されているもの、使用されていないもの)[cite: src-q48 (denki2-2025-lower), src-q50 (denki2-2025-upper)]
- その他、各種機器の図記号 [cite: src-q41 (denki2-2025-upper)]
学習のポイント
- 用語の定義を正確に: 各機器の名称とその主な役割を確実に覚える。
- 数値・単位: 許容電流、回転速度などの数値を単位とともに理解する。
- 組み合わせ: 機器の正しい組み合わせと誤った組み合わせを区別できるようにする。
- 図記号: 配線図で使われる代表的な図記号の意味を覚える。
このまとめが、効率的な学習の一助となれば幸いです。
過去問 (13問)
出典:令和6年度 下期 学科試験、令和7年度 下期 第二種 学科試験、令和7年度 上期 学科試験(一般財団法人 電気技術者試験センター)






