電気工事用材料
第二種電気工事士試験「電気工事用材料」合格のための最重要知識
このまとめは、第二種電気工事士試験の「電気工事用材料」分野で問われる、最低限かつ最重要の知識をコンパクトに整理したものです。過去問で頻出の項目を中心に、覚えるべき定義、数値、種類、用途などを中心に解説します。
1. 電線の種類と特性
電線は、絶縁体の種類や構造によって様々な特性を持ち、使用される場所や目的に応じて使い分けられます。
- CVケーブル (600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)
- 絶縁物の最高許容温度: 90℃
- 特徴: 耐熱性、耐水性に優れ、広く使用されています。
- VVFケーブル (600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形)
- 特徴: 一般的な屋内配線でよく使用されます。
- VVFケーブル (600V ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形)
- 絶縁物の最高許容温度: 75℃
- 特徴: 耐燃性に優れています。
- EM-EEF (600V ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形)
- VVFケーブルと同様の特性を持ちますが、環境負荷低減に配慮した材料です。
- EM-EE (600V ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル)
- 耐燃性に優れています。
- EM-CE (600V クロロプレンゴム絶縁クロロプレンゴムシースケーブル)
- 耐候性、耐油性、耐薬品性に優れ、屋外や工場などで使用されます。
- EM-EEF (600V 架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル)
- CVケーブルに耐燃性を付加したような特性を持ちます。
- 600V 耐熱性ポリエチレン絶縁電線 / 600V 耐熱性架橋ポリエチレン絶縁電線
- 文字通り、高い耐熱性を持つ電線です。
- 600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
- CVケーブルと同様の構造と特性を持ちます。
【ポイント】
- 絶縁物の最高許容温度: CVケーブルは90℃、ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形は75℃と、種類によって異なります。
- EM記号: 環境配慮型の電線であることを示します。
2. 電線管・配管材料
電線管は、電線やケーブルを保護し、配線を整理するために使用されます。
- 硬質ポリ塩化ビニル電線管 (VE管)
- 「VE28」と表記されている場合、内径28mmの硬質ポリ塩化ビニル電線管を指します。
- 用途: 硬質ポリ塩化ビニル電線管相互の接続に使用されます。
- 合成樹脂製可とう電線管 (CD管、PF管など)
- 可とう性(曲げやすさ)があり、配線ルートの自由度が高いのが特徴です。
- 金属管
- 強度が求められる場所や、外部からの物理的な損傷を防ぐために使用されます。
- ねじなしボックスコネクタ: ねじなし電線管と金属製アウトレットボックスを接続するために使用されます。接地用の端子があるものもあります。
- 注意点: 止めネジを回す際は、ネジの頭部をねじ切らないように締め付けを調整する必要があります。
- 付属品:
- ノーマルベンド: 電線管の方向を90度に曲げる際に使用します。
- カップリング: 電線管同士を接続する際に使用します。
【ポイント】
- VE管の表記: 「VE」は硬質ポリ塩化ビニル電線管、「(数字)」は内径を示します。
- 「ねじなし」: ねじで固定するタイプの電線管や付属品であることを示します。
3. ボックス・器具
配線の中継や、電線・ケーブルの接続、機器の取り付けなどに使用されます。
- ジョイントボックス / プルボックス
- 電線やケーブルの接続箇所を保護し、安全性を高めます。
- VVF用ジョイントボックス: VVFケーブルの接続に特化したジョイントボックスです。
- アウトレットボックス: 機器の取り付けや配線の分岐点に使用されます。
4. その他
- 金属線ぴ: 壁などに固定して絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線を除く)を収めるのに使用されます。
【学習のポイント】
- ケーブル記号の理解: CV、VVF、EM-EEFなど、ケーブルの種類を表す記号とその意味を理解することが重要です。
- 許容温度の暗記: 各電線の絶縁物の最高許容温度は、安全な施工のために必須の知識です。
- 用途の把握: 材料ごとにどのような状況で使用されるのか、その用途を正確に把握しましょう。
- 写真・図記号との対応: 過去問では、写真や図記号で示された材料の名称や用途を問われることが多いため、図と材料名をセットで覚えるようにしましょう。
このまとめを繰り返し確認し、基本をしっかりと身につけてください。応援しています!
過去問 (10問)
出典:令和6年度 下期 学科試験、令和7年度 下期 第二種 学科試験、令和7年度 上期 学科試験(一般財団法人 電気技術者試験センター)








